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触れる2

ハーロウの『愛のなりたち』という書物を読んだことのある方は多いと思います。

私は、この本の中に書かれてある子猿の実験で衝撃を受けました。

どのような実験かは有名なので、この本を読まなくても知っている人が多いかもしれませんが、ちょっと書いてみますね。

2匹の子猿を、親から離し、それぞれを別の檻に一匹ずつの状態で育てます。子猿さん、可哀想ですが続きます。

その際一匹の子猿は、ヌイグルミに取り付けた哺乳瓶からミルクを飲むようにしておきます。

もう一匹は、針金人形に取り付けた哺乳瓶からミルクを飲むようにします。

子猿用のベッドや、おもちゃも無く、檻の中にあるのは、ヌイグルミのミルクのみ人形か、針金のミルクのみ人形のみ、飼育者も撫でてやったりしてはいけません。

そうすると、ヌイグルミ人形の檻の子猿は柔らかいヌイグルミに寄り添うようになりますが、冷たく硬い針金人形の方の子猿は、針金人形には近づかず、孤独に泣き叫び、情緒不安定になり、自分の身体を傷つけ始めます。

成長してから、群れに返すと、ヌイグルミ人形で育ったほうは群れの集団生活に適応できたのですが、針金人形の方は、攻撃性が強くて、群れの生活に適応できなかったのです。食べ物をくれるなら、柔らかいヌイグルミでも、硬い針金人形でもいい、というわけでないのです。母の居ない小猿は柔らかなヌイグルミに寄り添い、健常に育っていきました。

その本は図書館で借りたので、今、手元に無く、かなりうろ覚えなのですが、この話から、私にとっては皮膚感覚の大切さが身にしみた、という思い出があります。

実験状況にもよりますし、猿と人間を全く同じに考えることはできません。

しかし、この話を知ってから、私は、生きていく上での基本的信頼感、肯定感、存在感、安心感というのは、赤ん坊の頃の皮膚感覚によるところが大きい、ということを実感しました。

目もあまり見えない、音も判別できないという、ほぼ本能のみの赤ん坊の頃に、自分がこの世界に居てもいいのだという事をを知るのは、養育者に心地よく、優しく包まれる皮膚感覚が大きくウエイトを占めているのではないでしょうか。

大人になってからこそ、優しく、暖かく包まれる皮膚感覚は、生活から程遠いものとなってきますが、心地よく触れられるという感覚は、心身を安心、安定させ、赤ん坊の頃の原初の感覚に通じるものがあります。

あー、暑いし、忙しいし、疲れちゃったなーという方、ぜひアロマトリートメントで、心身を安定させて、明日からまた元気に頑張ってみましょう。

今日も暑かったですね。私は夏の暑さに慣れておくと冬に風邪引きにくいというので、仕事以外では、自然風か、扇風機です。馬鹿だから風邪ひかないのかもしれないですけど。

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